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2016年12月23日 (金)

警備員(ガードマン)

戯言の中で「吾輩」と言う言葉を時々使うが、別に威張っているわけでもなく、上から目線でものを言っているわけではない。夏目漱石先生の「吾輩は猫である」からお借りしてきた言葉で、漱石先生のところで飼われていた名もない猫ほど優秀ではない。生涯を通じて、知識欲なく勉学不足の実に平凡な後期高齢者である。ただ、官僚が付けた後期高齢者と言うネーミングには些か拘っており、不満も持っている。年寄りを年齢で括ってしまうのは失礼千万と思っている。だから、吾輩は高貴高齢者と名乗っている(別に高貴とは毛頭思ってはいないが官僚のネーミングへの抵抗に過ぎない)。

昨日は、正月3が日を過ごすために図書館で制限一杯の10冊の本を借りてきた。本を選ぶのはランダムでいい加減であるが、最初にどれを読むかと迷ったが「警備員日記 手塚正己著」を読むことにした。著者は、路上やイベント会場などの交通整理、つまりガードマン2年ほどの体験をモチーフにして書いている。この本を読んで、道路などの工事現場で交通整理をするガードマンについて認識させられ反省然りである。寒い冬、暑い夏それぞれの過酷な環境の中で、工夫(食事・水分補給・トイレ・手袋・雨風・下着・ごみ用ポリ袋など)しながら、長時間立ちっぱなしで働いている姿、人生苦多き事例を読み、経験・体験したものでないと書けないことだな~と思った。我輩は車を運転するが、工事中の片方通行場所などで、旗もしくは誘導灯を持った警備員に丁寧に頭を下げられ停止を求められることがある。単細胞の吾輩はイライラしたり、自分の車迄通してくれればよいのにと不満を持つことが多々あった。だが、この本を読んで警備員に対する認識が変わった。

通り一遍の年賀状を作成し、郵便局へ持って行き投函したが、警備員が寒い中をライトを振りながら交通整理をしてくれていた。言葉で言わなかったが心からご苦労様と頭を下げた。この本に出合って良かった。